痩せすぎはNG！妊婦の体重管理の目安とは

妊娠中に適切な体重管理をするのは必要なことですが、ただ痩せればいいというものではありません。
赤ちゃんの体重は当然増えていきますし、胎盤や羊水による重さも増えます。
また、赤ちゃんを守るために体に脂肪がつきやすくなるというのもある程度は自然なことです。
それでは、妊娠中の適切な体重とはどのようなものなのでしょうか。

妊娠初期にもらった体重管理表を参考にする

多くの病院では、妊娠がわかったときに体重管理に関する話をされることが多いようです。
体重の目安は妊娠前の体形によって異なりますが、多くの場合には妊娠何週目にはどのくらいの体重が適切なのかということを示したグラフを作ってもらえます。
そのグラフを参考にしながら、体重管理を行ってみてください。
その体重よりも、重すぎるのも軽すぎるのも問題です。

もしも病院でそうした資料をもらえなかったという場合には、「妊娠中の体重増加計算機」というサイトが参考になります。

妊娠中の体重増加計算機 | 電卓

身長と妊娠前の体重、現在の体重と妊娠週数を入力すると適切な体重を計算してくれます。
双子以上の多胎児を妊娠している場合には「Hoping for twins」という項目にチェックを入れてください。
結果の画面にはグラフが表示されますので、そのグラフの範囲内に体重が収まっているかどうかを確認して体重管理を行ってください。

妊娠中の痩せすぎによる弊害

妊娠中にお母さんが痩せすぎてしまうことにはどのような影響があるのでしょうか。
妊婦さんが痩せすぎてしまうと、未熟児が生まれる可能性が高く、赤ちゃんが将来的に虚血性心疾患やメタボリックシンドローム、脳梗塞や神経発達異常などの病気になってしまうリスクを高めるとされています。

つまり、妊娠中のお母さんは太りすぎもやせすぎもせず適切な体重を維持することが赤ちゃんにとってはもっとも良いと考えられているのです。
体重を管理するというのは非常に大変なことですが、赤ちゃんのために考えてみてください。